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「ねむの木学園」・宮城まり子さんのこと

(「ねむの木学園」の創設者・宮城まり子さん)


久々に、2日続けての更新です。
少し日が経ちましたが、11月2日に放送されたNHKの「探検バクモン」に、「ねむの木学園」設立者、宮城まり子さんが出演していました。

宮城まり子さんの名前を、今の若い方は知らないかもしれませんね。そういう私も、母がよく「宮城まり子と吉行淳之介カップル」の話をしていたから、知っていたのですが…。

(互いに「良きパートナー」関係にあった、宮城さんと吉行淳之介さん)


吉行淳之介さん(故人)は、芥川賞も受賞し、「第三の新人」の1人として知られた人気作家でした。
一方、ミュージカル女優・歌手として活躍していた宮城まり子さんは、妻がいる吉行さんと出会い、恋に落ちてしまったのです。

あまり詳しくは書きませんが、その後2人は「内縁関係」のまま(吉行さんの妻が離婚に応じなかったため)、吉行さんが亡くなるまで、互いに「良き理解者」「最高のパートナー」であり続けました。

こんな風にサラッと書いてますが、昨年末頃に民放BSで放送された番組では、「道ならぬ恋」に苦しみ、愛憎入り乱れた「修羅場」も乗り越えてきた二人の姿が描かれていました。

吉行淳之介の名前も知らない、という方は、よくテレビに出ている女優・吉行和子さんの兄、と言ったほうが分かりやすいかもしれませんね。
そして彼は、ずいぶん前のNHK朝ドラ「あぐり」のヒロイン・吉行あぐりさんの息子です。

(女優・歌手として活躍した時代の宮城さん)


(宮城さんとの「不倫の恋」を貫き、事実上、生涯の伴侶だった吉行淳之介さん)


話がそれましたが、宮城さんはやがて、女優・歌手としての生活も捨て、私財を投じて日本初の肢体不自由児養護施設「ねむの木学園」を設立したのです。

今年、「ねむの木学園」は設立48年目だそうです。89歳の宮城さんは、番組の中で「爆笑問題」の2人に「障がい者福祉」に対する熱い思いを語っておられました。

元々「紅白」にも数回出場経験のあるスターだった宮城さんは、ご自分の「女優・歌手」としての豊富な経験をフルに活かして、「ねむの木学園」に独創的な活動を次々と取り入れていきました。

(おとぎの国のように可愛らしい外観の「ねむの木学園」)


「探検バクモン」収録のために、近々行われる「運動会」の練習を披露してくれたのですが、茶道、足の代わりに手を使ったタップダンス、ハンカチを振って踊るダンス…と、実に多様な演出に驚かされました。
「爆笑問題」の2人も、宮城さんの「無茶ぶり」で、タップダンス、ハンカチダンスに飛び入り参加、施設の皆さんと一緒に汗をかきながら、楽しく踊っていました。

特に印象的だったのは、茶道やダンスを披露している時の皆さんのキラキラした目の輝き、そして、踊り終わって拍手をもらっている時の誇らしさに満ちた表情でした。
それを見て、「そうだ、私達は誰でもみんな、人から認められたいし、誉められることが喜びなんだ!」と改めて思い(私だってそうです)、グッと込み上げてくるものがありました。

(ねむの木学園の子供達に寄り添う宮城さん)

私が、今の職場である支援学校に赴任してから1年7ヶ月が経ちます。しかし、障がいを持つ生徒達の心に寄り添うことができているか?と自分に問い直すと、まだまだ…と反省することばかりです。

宮城さんは、「ねむの木学園」を作った当初は「売名行為だ」などと、色々な中傷を受けたといいます。
それでも負けずに、約半世紀、自分の信念を貫いてきた彼女の姿勢には、本当に頭が下がります。

番組収録の中でもダジャレを言ったり、「爆笑問題」をからかったりと、お茶目な一面も見せてくれた宮城さん。これからも元気で、日本の障がい者福祉の先駆者として活躍していただきたい、と思ったのでした。




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