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「彼ら」の旅立ち~卒業式の日~

今日、私の担当する高3の生徒達は、卒業の日を迎えました。

お天気が心配されましたが、何とか朝には雨も上がり、さほどの冷え込みもなく、ホッとしました。

支援学校では、小・中・高の卒業生達が、一緒に式に臨みます。
2月後半からは、卒業学年(小6、中3、高3)を中心に、何度も式の練習を繰り返しました。

中には、担任教師に車椅子を押してもらってステージに登壇し、卒業証書を受け取る生徒もいます。
安全面に万全を期して、ステージに上るタイミングや、生徒のサポートの仕方を確認しあいました。

(今日の謝恩会で、生徒達が自分の担任一人一人に手渡した花束)


そして本番の今日、生徒達はこれまでの練習どおり、立派に卒業式を終えることができました。
私の担当する生徒Y君も、しっかりした足どりでステージに立ち、落ち着いて卒業証書を受け取ることができました。

式の最後には、在校生と先生方が作ってくれた「花道」を通り抜けて退場です。
皆さんに暖かい拍手で祝福される姿を見ていたら、自分のクラスの生徒達と過ごした2年間の日々が甦り、感慨深い気持ちになりました。

教室に戻り、保護者の前で改めて、一人一人の生徒に卒業証書を手渡しました。
その後は、「思い出ビデオ」を見ながら、3年間の歩みを懐かしみました。

昼食を兼ねた「謝恩会」も開かれ、アットホームな雰囲気の中、卒業生、保護者、先生達は、最後の楽しいひとときを過ごしていました。
歌の得意なF教頭先生もお祝いに駆けつけ、ギターを弾きながら3曲も歌ってくださいました。

(一昨年の夏に出掛けた校外学習の写真。県庁前でパチリ)


とうとう謝恩会も終わり、いよいよ生徒達が荷物をまとめ、保護者の車で帰っていく時がやってきました。
毎日見慣れた、ピンクや青色の車椅子が次々に車に積み込まれ、遠ざかっていくのを見送りながら、やっと実感が湧いてきました。

「そうか、この生徒達は、明日からもう二度と登校することはないんだ」
分かりきっていたことなのに、とても信じがたい気持ちで、自分でも涙が止まらなくなりました。

私自身、今から2年前、全く予期せずに始まった「支援学校」での日々でした。
戸惑いながらも、時には「卒業生」達の笑顔に救われ、時には彼らから色々なことを教わって、何とか乗り切ることができました。

楽しいことばかりではありません。悩んだり苦しんだりした時もありました。
それでも、私の2年間はいつも「彼ら」と共にありました。
この出会いに感謝するとともに、繋がった「ご縁」を、これからも大切にしたい、そう思ったのでした。

卒業生達の未来に幸多からんことを祈って…。

(つい先月、最後の校外学習のスナップ。出発前、玄関で、担任団も一緒に記念撮影)



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